Un Ordinary Days

普通じゃない、言ってしまえば普通以下

<< December 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

<< アニメも特撮もドラマも映画もゲームも……。 | TOP | よくよく考えて見れば >>

2017.12.20 Wednesday

魔女の呪いは続いている

JUGEMテーマ:漫画/アニメ



ブレア・ウィッチ・プロジェクトって映画をご存知の方々も多いと思います。
90年代終盤に公開された映画で、ブレアの森の魔女伝説を追う学生達が残したビデオの解析を
そのまま公開した、と言う建前の今でいう「モキュメンタリー映画」ってヤツですね。

後にパート2も作られましたが、多くの派生作品を生みだし映像表現、とりわけCGが発展する
と言う中で映像のブレや意図的な焦点(フォーカス)外し等を使う技法が発展しました。

まあ、その辺は良いのですが問題はこの時期に日本でもおおくのコンテンツメイカーが
製作委員会方式を導入してコンテンツホルダーとなっていった事にありまして。

おおくのメーカーが、ホルダーになったと言うことからそれこそ京都アニメーションの進化、
みたいな展開や、映画製作が容易になったなどがありますが、昨日のエントリでも述べた様に
海外の製作委員会方式の金儲けの部分だけを真似た、模倣しただけの委員会方式だったのは
やはり否めない訳でして、出資して大きな利益を得るって流れからだんだん変化する事になり
問題が出始めているのですよね。

それの大きな要因となるのが、このブレア・ウィッチ・プロジェクト。

総予算300万円で製作されたとされるこの映画は、それまでなかった物だった事から
大ヒットして莫大な利益を算出した訳ですね。

ここを勘違いした人が、映画会社やテレビ局、芸能事務所や諸々メジャーな会社の
役員や幹部級、部長や専務と言った人達に増えていったわけですよ。
まあ、プロデューサーやスポンサーのお偉方と思いましょう。

問題はこの魔女の呪いに罹ったのは、電通などの広告代理店の方々も同様ってことです。

本来、電通にせよ博報堂にせよ投資とその資金の利用方法と最大の利益の得方を
分析して提示する事が大事なんですが、それに関する考えが完全に飛んじゃった!
てなもんなんですね。

幸いブレア・ウィッチ・プロジェクトの頃はそこまで酷い状態にはならなかったのは
あるにはあるんですが、時を経るに従い、景気の低迷だのなんだのがでてくるとブレアの
魔女の呪いは顕著になってくるという始末。

それまでは
「ブレア・ウィッチみたいなのじゃないと駄目なんだよ!
 これからはアレみたいにお金を賭けずに大ヒット(大儲けと同義)しなきゃだめ!
 カネを賭ければ良い物作れるなんて当たり前してたら駄目なんだよ!」
と、芸能プロのお偉いさんやテレビ局のそれなりの人などが言ったりしてただけと
言っても良いのですけれど、映画製作だのスポンサーになるところだのも言い出す人が
出てきて結果、電通なども同様の呪いに染まった訳ですね。

で、そうなると出資するパターンの低予算化対策に製作委員会方式は多用されます。
その多用された結果、少ない出資で大きなリターンを売りにしてしまったといえる、
本末転倒な部分になるんですね。

なのですが、ブレア・ウィッチ・プロジェクトなんかは実は低予算をカバーする為に
まずブレアの森の都市伝説とそれを調べるサイトを作り、行方不明になった学生の
テープが発見されたという形で盛り上げていくんですね。

かなり深く凝ったつくりにしたので、実際の伝説と勘違いする人もでたりしたそうですが
それらの手間と時間をかけて、ヒットに導いた訳です。

それはカネを賭けないが、時間と手間隙を懸けた結果のヒットだったという事を
偉い人も電通も博報堂もなんもかんもが無視して低予算で大ヒットの部分しか見ない
と言う事で、日本のコンテンツ製作者達の予算を逼迫させる結果になった、てなもん。

こういう流れの中でそこを改善せず(とりあえず周るから)と言う事で本来は
コンテンツクリエイターたる会社まで金の管理だけになってしまった訳でして、
そうなると今度はコンテンツを維持する、寿命をもった作品を作り続けるという
本気でやらないといけない部分が台無しになってくるんですね。

結果、フジテレビが過去のドラマをリメイクして駄目にしたような、あるいは
低予算の製作委員会方式でなんとかなるだろうという事で映画を作ったりして
定評価と言う事が数多く起こるんですね。

実際、ブレア・ウィッチ・プロジェクトはパート2で普通にホラー映画をして
あまりヒットしなかったなんてありますが、1作目ではサントラを出すなどの
かなりな冒険してたりします。

低予算で冒険しない、と言う風にシフトしたのは実は日本のテレビ局や広告代理店、
あるいはスポンサーとなる企業の広告部門等などでそれが日本のコンテンツ特に、
映画分野を破壊したってのはいえると思います。

ゲームやアニメ、漫画などはそれでもまだまだ生き残るだけの余力がありましたし
元々低賃金カルテルの最右翼ですからね。
それがダメージを受ける様になるのは、今回のけものフレンズ騒動が発生するまで
表立っての問題は無かったという事にはなるんですが、実はその片鱗。
艦隊これくしょんのアニメの段階で見えてきているってことだったりするんですね。

それは、実際にクリエイトするアーティストではない出資だけの製作委員会が
利益の分配や利益を出すのを目先の事だけで考える事から発生する訳ですが、
この結果、艦これのアニメは撃沈し、本体であるゲームも大破炎上中、てなことに
なったといえるのはあったりする訳ですね。

  

コメント

コメントする









この記事のトラックバックURL

http://unordinary.jigsou.sadist.jp/trackback/1456484

トラックバック